ユルいのヨシアシ 

エーラスダンロスやら発達障がいやら絵やら

ダカラかダケドか その①

「発達障がいかも」からの「発達障がいです」と言われた時から今に至る、親としての心情などを書いてみる。

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発達障がいを持つ(かもしれないと医者から言われた)ご本人さんや保護者さんの参考になればどうぞ~とは思うけど、「こうすべき」とは思ってませんので悪しからず。

 

「マサカとヤッパリとナンデからのソコデ」

 

時は1歳半検診。「育てにくさ」を感じる毎日だからこそ、育児本を読み漁ったり自分を責めたり…な毎日だったので、初めて市の保健師さんから「ちょっと気になりますね、様子をみていきましょう」と言われた時はドキドキしました。なにゆえドキドキするかは自分でもよくわからなかったけど、「これは今後の人生に関わるなにかが起きる‼️‼️」という胸騒ぎって感じかな。

でも、ここで「様子をみていきましょう」と言われたのは今にして思えば大きかったかも。集団検診の中なので、特に説明はなくまさに「様子をみていきましょう」と言われたのみなんだけど、なんかある…という漠然とした不安とか母親としての勘とかを判ってもらえた安心感なのか、とにかく冷静になれました。

以降は、いつもと違う道のライン取り(道は一緒です、同じ道の歩き方のライン取りが違っただけ)でギャーッにも、食べようとしたフォークからうどんが落下しただけでウギャーッも、テレビの画面に人が反射して映っただけでもプギャーッなど、諸々の激しい感情表現にも落ち着いて対応できました。あ、テレビはつけてません。つけたら怯えて呼吸ができなくなるくらい泣いてたので。早々に画面を布で覆いました。

 

そんな一定の理解のもとでの日々ではあるものの、やはり我が子に生まれつきの障がいがあるかも…と言われてなんとも感じない訳はなく、やれ妊娠前のアレが悪かったのかだの、妊娠中のアレがマズかったのかだのと考えて、悲しくなったり悔しくなったり、いやいや、まだ小さいから~とか「マサカ」そんな~みたいな現実逃避を試みたり。

 

結局あっさり診断がつき、冷静に見れていた分「ヤッパリ」と深く納得したので、診断に対する「ナンデ」ではなく、てんさんの行動に対する前向きな「ナンデ」になったように思います。てんさんの行動や反応を、自分の感情と切り離して観察できるようになっていき、うまく対応できるようになっていきました。

 

「ソコデの日々」

 

●ナンデ、一定の場所に行くとギャン泣きするのか

→テレビがあるから

●ナンデ、テレビが怖いのか

→中から人が出てきたら怖いから

●ナンデ、テレビから人は出てこないと説明しても理解しないのか

→中身を見たことないから

 

ソコデ、ジャンク品の小さな激安テレビを買ってきて一緒に分解

→解決!

 

てんさんは、4才より小さい頃から分解したり切ったりして中身を見るのが好きで、人形を切ったり首を抜いたりしてて親としては若干のヤバさを感じていたんですが、要するに「動力がなんなのか」を知りたかったようです。そして、ヒトガタであれば中身がどうなっているのか単純に興味があったらしい。

 

そんなこんなで、観察と対応、予防と対策をしていき、家や日常生活では一気に落ち着いて活動できるようになりました。

気を付けてたのは、感情的に叱らないこと、叩かないこと。声を荒げないこと、罵らないこと。

てんさんに覚えてほしくないことは絶対にしない、良い手本になろう!と、家族で徹底していきました。

 

その②に続く